私たちは日々、様々な細菌やウイルスにさらされていて、そのような外敵から身体を守るために、
自分の体の免疫機能を「自分で」高めておくことが重要です。
ニュージーランドに自生するマヌカの花から採取されるはちみつ、マヌカハニー。
驚異の殺菌力をもち、腸活もできるマヌカハニーについて、2回に分けてお話しさせていただきます♪
1,マヌカハニーの効果
2,マヌカハニーの選び方
3,マヌカハニーの効果的な摂り方
今日は、1.マヌカハニーの効果 について、詳しくお話いたします。
①殺菌・消毒作用
マヌカハニーといえば、その殺菌力の強さが有名です。
マヌカハニーの強い抗菌作用を持つ成分は「メチルグリオキサール(MGO)」といいます。
外傷に塗って殺菌する力のほか、内服して体内の殺菌消毒作用も認められているので、
病原菌やウイルスなどの増殖を抑制し、除去する働きも期待できます。
我が家では、インフルエンザ予防として毎朝スプーン1/2ほど舐めて登校させていました。
予防接種をするよりも安心で効果的でした。
②虫歯予防 歯周病予防 口腔ケア
マヌカハニーは、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑制し、歯垢や歯肉炎を減少させることで、虫歯や歯周病を防ぐといわれています。
虫歯の原因菌のストレプトコッカス・ミュータンス菌や歯周病の代表的な原因菌ギンギバリス菌に対しても、
マヌカハニーはすぐれた抗菌効果を示すことがわかっています。
甘いはちみつなので信じられないでしょうが、歯磨きをした後、おやすみ前にマヌカハニーをスプーン1/2程度口に含み、唾液と一緒に口全体に広げることで、簡単に歯周病予防など口腔ケアができてしまいます。
最近では、口腔内細菌が血管を通って体全体を巡り、各臓器に侵入・繁殖し、
さまざまな病気の原因になっていることがわかってきました。
例えば、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎等も口腔内の細菌と大きく関係しています。
口のなかの清潔を保たなければ、全身的な健康を脅かすことになりかねません。
口の中が甘いままで就寝することに慣れるまでは違和感を感じるかもしれませんが
その効果は、起床時に感じられると思いますので、ぜひ試してみてください。
③腸活
それだけ強い殺菌作用があると腸内の有用菌も殺してしまうのでは、、、と心配になりますよね。
安心してください!大丈夫ですよ♪
マヌカハニーの抗菌殺菌力は、食中毒の原因になるような有害な菌の増加を抑制するほどのパワーがありますが、
乳酸菌や酪酸菌など、腸内の有用菌は活性化させる働きがあります。
また、マヌカハニーにはオリゴ糖も含まれているので、有用菌のエサとなり有用菌を増やしてくれます。
さらに、ビフィズス菌を増やすといわれている「グルコン酸」がマヌカハニーに含まれているので、
腸内環境を整える手軽な腸活が可能です。
④抗炎症作用
マヌカハニーに含まれるシリング酸メチルなどが抗炎症作用を発揮するため、
切り傷ややけどなどの外傷に塗ると治りが早くなると考えられています。
口に含んで口内炎などの口腔ケアが可能なのも、抗炎症作用によるものです。
また、肌荒れの改善などにも効果が期待できます。
⑤抗酸化作用 アンチエイジングなど美容効果
肌にハリや弾力を与えるのは、真皮のなかのコラーゲンやエラスチンといった線維状のタンパク質で、
これらが網状の構造体をカタチづくり、ハリや弾力を生み出し、その周辺を満たす十分な水分が潤いのあるみずみずしい肌にしています。
活性酸素によりこの構造体が傷つけられると、ハリや弾力を保てなくなるとともに水分量が減るため
肌のたるみやシワが目立つようになるというわけです。
また、紫外線や放射線に被爆すると活性酸素が大量に生成され、肌の大敵になるのはもちろん、
皮膚がんなどを引き起こす原因にもなります。
マヌカハニーには「シリング酸メチル」という抗酸化物質が驚異的に含まれています。
「驚異的に」なんてすごいですね!
様々な要因で体内で発生する「活性酸素」が細胞を傷つけて、
たんぱく質が変性したり、酵素が失活したり、過酸化脂質が生じ、それが病気や不調の原因になりますが
驚異的な抗酸化物質が活性酸素を消去する力を発揮します。
また、フラボノイドをはじめとするポリフェノールの抗酸化作用は、⑨の認知症予防にも効果を発揮します。
⑥免疫力アップ
免疫とは体外から侵入してくるウイルスや細菌などの病原体から体を守る仕組みですが、
人の免疫力は20歳前後をピークに、40代ではその半分まで低下すると言われています。
これまでマヌカハニーは、ピロリ菌やインフルエンザウイルスなどの特定の細菌・ウイルスを排除する効果があると立証されてきましたが、
2021年の実証実験で、体内に侵入してきた細菌やウイルスを最初に攻撃する免疫細胞「マクロファージ」の働きを活性化することが分かりました。
マヌカハニーによるマクロファージの免疫活性効果は、一般的なはちみつの30倍以上、
玄米などに多く含まれる成分LPSの2倍以上も免疫活性効果が強力であることが確認できました。
コロナ禍で免疫力への関心が高くなっていますが、インフルエンザウイルスなどが活発化する冬こそ
体を守るために免疫力を高めることが重要ですね。
⑦咳止め
咳は、ほこりやウイルス、細菌などの異物が体に入ってこないように働く防御機能です。
気道内に侵入した異物は、気道にある咳受容体を刺激し、その信号が脳にある咳中枢に伝えられ、咳が出ます。
異物のほかにも、気道に炎症が生じたり、気道にたまった痰を出すために咳が出ます。
高い保湿力や抗菌・殺菌効果があるマヌカハニーには、咳や喉の炎症の緩和に注目されています。
咳は、1回で約2kcal消費すると言われています。
1日中咳が続いていれば、あっという間に1000kcalほどエネルギーが消費し、体力を消耗させます。
体力が無駄に消耗されてしまうと、免疫力も低下しますので、放置せずに対処するようにしましょう。
⑧胃腸ケア
十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃がんの予防・治療。
ピロリ菌に対する抗菌作用では、マヌカハニー存在下では菌の増殖は確認できなかったとされています。
さらに、プロバイオティクスの乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌を増加させ、
病原性細菌の大腸菌O-157やサルモネラ菌などを減少させることが確認されています。
食品ですので副作用はほとんどなし、本当にありがたいですね。
⑨認知症予防
体の中で老化の影響を一番受けやすいのは脳です。
老化した脳細胞を新しい細胞に取り替えることができればいいのですが、脳細胞はほかの体の組織とは違って、取り替えることができません。
さらに脳は活動するためにたくさんの酸素を必要とする反面、活性酸素を多く発生してしまいます。
細胞の再生ができない、活性酸素が発生するという過酷な状況で活動する脳は、
何十年も経つと老化が進み認知症になるのは無理もないのです。
認知症は35年かけて進行すると言われています。
脳の老化が始まり軽度認知障害の期間を経て認知症と診断されるまで25年くらいかかるケースが多いので、
50歳からの認知症予防戦略をきちんと推し進めるということが大切です。
認知症を引き起こす原因物質の一つが、口腔ケアでもふれた歯周病原因菌のギンギバリス菌由来のリポ多糖(LPS)であることが判明し、歯周病菌に効果的なマヌカハニーが認知症予防にもつながることがわかりました。
口の中の常在菌は健康な人でも2000億個いて、口腔ケアをしていない人では1兆個いるそうです。
その一部の悪玉菌が代表的な歯周病原因菌のギンギバリス菌であり、
ギンギバリス菌の数が増えるとLPSが異常に増加し、LPSは脳で炎症を起こし、認知症リスクを高めることになります。
また、ギンギバリス菌はLPSと同時に特有のガスを発生し、特有の口臭となるそうです。
マヌカハニーは歯周病原因菌や虫歯菌に対する抗菌作用が最も高く、認知症予防に最も効果的であるとされています。
また、認知症の原因となるLPSによる脳内の炎症は、抗酸化物質であるフラボノイドがを炎症を抑えることで改善されますがが、
マヌカハニーはこのフラボノイド類を含むポリフェノール含量が最も多く、抗酸化作用も高いことも報告されています。
マヌカハニーの効果を9つ、ざっとまとめましたが、細かいことはまだまだあります。
これだけの効果が期待できますが、毎日継続して摂取することで、その効果を感じられると思います。
実感するとやめられなくなると思いますので、ぜひお試しいただきたいと思います。
次回は、そのマヌカハニーの選び方と摂り方についてお話いたします。
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